ガンバ大阪 VS 清水エスパルス

何年か振りの生観戦。けっこう前から楽しみにしていたのですが、あいにくの雨模様。午後になれば晴れるかなと思っていたのですが、結局最後まで止まず。事前に買い込んだレインコートを装着の立ち見観戦でした。
試合は両チーム、強行日程のため*1、膠着した状態の前半でした。特にガンバの方に前半ミスが多く、幾度か決定機を作られていました。あれを決めていれば、かなりエスパルスに試合が傾いていたような気が。それくらいガンバの動きが前半は良くなかった。結局、一番最初に点を取ったのは、そんな悪い状況の中でも一番元気で怖さを感じさせた家長でした。しかし、数分後にこれまたエスパルスで一番動きが良いという印象だったフェルナンジーニョにキーパーのゴールキックから直接受けたボールをゴールに叩き込まれてしまって同点。ガンバは効果的な選手交代も出来ず、ずるずると試合終了まで守られてしまいました。
かなり疲労が両チームの状態に影響して、正直グダグダな試合でしたが、やはり生で見る試合は楽しいものでした。両チームとも、丁寧にサイドにボールを流してゲームを作っていたのが現場で見ると良く分かりました。ガンバは安田選手がちょっと危なっかしかった。逆に橋本選手は本職でないにもかかわらず、しっかりとサイドからの効果的な攻撃を演出していて、さすがだなと感心。そして、近くで見るエスパルスのCB二人はまさに「オレンジの壁」という感じでした。すげーデカかった。でも、あれでも欧州のDFに較べればそれほど大きくない訳で、あらためて日本人のフィジカルの弱さを考えさせられましたよ。
あらためて感心したのは両チームのゴール裏のサポーター。エスパルス側はアウェイゴール裏の半分ほどを占める程度の人数でしたが、ホーム側にも思いきり届くほどの大声援。ガンバ側も負けじと試合終了まで歌い続けていました。万博が決して大きい会場ではない事もあるのですが、あれだけの人数で、普段僕らが見ているブラウン管から伝わるような熱気を作り出しているのだと思うと、あらためて彼らに敬意を表したい気持ちです。
試合前には、先日すぐ目と鼻の先で起きた痛ましい事故の犠牲者の方のために黙祷が捧げられました。行きのモノレールから、事故現場となったエキスポランドが見えるのですが、ちょっと心に何かが重く圧し掛かるような気持ちになりました。あらためて、心より犠牲者の方のご冥福をお祈りしたいと思います。

*1:特にそれぞれ前節に死力を尽くした戦いだった事もあって