ジョン・レノン スーパーライブ続き

河口恭吾
ギター一本の弾き語りで「ラブ」と「ジェラスガイ」という、いかにもな曲を。
出だしのキーを間違えて歌い直してた。彼もなぜか緊張しているのだなあと思っていたら
後になって原因が判明。
加藤登紀子
この大御所の呼び込みをしなきゃいけなかったんですねえ、河口さん(笑)。同じくギター
一本をバックに歌うのですが、なぜかセッティングが長くかかって2人でしばしおしゃべり。
河口氏にむかって「あなたギターうまいわねえ」とおっしゃってました。さっきの間違いを
見ているし、割と普通のアルペジオストロークにしか過ぎなかったので「そうかあ??」
とその時は思いましたが、ああいう場所で普通の音を普通に鳴らす難しさっていうのはある
のでしょうね。
で、歌った曲は「労働階級の英雄」と「パワー・トゥ・ザ・ピープル」。「ああ、そういえば
こういう人だよね」と再認識。昔、ガチガチの保守派だった死んだ親父さんがムチャクチャ
彼女のことを嫌っていて、テレビに出てきただけでチャンネル変えていたのを思い出しました。
曽我部恵一
このあたり順番があいまい。彼もアコースティックセットで演奏。まあこんなものかなと。
個人的にはサニーデイのころからそんなに興味がなかったので。
宮沢和史
「マザー」と「ゴッド」というある意味おいしい2曲を一人で歌われました(笑)。
キャラ的にもこの人が歌って正解かなと。でも、どちらか一曲は他の人にゆずっても
良かったんじゃないかな。
☆亀田誠冶ユニット feat. KEIGO & KOHSHI(FLOW)
「ギブ・ピース・ア・チャンス」。確かにラッパーがやれるのはこれしかないでしょうな。
かなり年齢の高い客層でしたが、決して悪い反応ではなかったような。
ゴスペラーズ
単独アーティストのトリにふさわしい素晴らしいステージ。いきなり「オール・アイブ
ガット・トゥ・ドゥ」をソウルセットで演奏。MCではこの曲への熱い思いを語ってくれた。
(この曲の歌詞が大好きで、歌詞を印刷したTシャツを着ていたとの恥エピソードを披露)
続いて「ウーマン」。この曲も彼らには大ハマリの素晴らしい演奏。「I LOVE YOU..」という
フレーズの所を客席の右と左でハモらせるなど楽しいひと時でした。
☆オノヨーコ登場
ラストは全員での大合唱。その前の観客一人一人に入場時に配っていた「オノコード」という
ペンライトを使っての催しは完全に失敗。ペンライトの点滅の回数で「I Love You」を表現
しようとしたんだけど、開演時からみんな点滅しまくりで意味なし。本番もタイミングが合わず。
最後の大合唱もいつものぬるい感じで聞き流す。ヨーコさんは動きが変で、相変わらず浮いてた。
去り際も何か言いたそうだったけど、何も言えず。やはり加藤登紀子さんと肩組んで帰って
いきました。

今年は、さいたまスーパーアリーナから武道館と会場を変えても満員にはならず。半分は
某芸大の生徒らしき招待客でした。もっとハコを小さくして、これからのアーティストの
ショールーム的なライブにしたほうが面白いんじゃないかと思うのですが、まあ無理やろね。
例年と違って、全体的にアコースティックな感じでいいライブでした。全然知らなかった
アーティストの演奏も聞けたし。来年あるのかなあ・・・。