阪神淡路大震災

あの当時、父親が入院していて母親が毎日病院に付き添いに行っていたので、一人暮らし同様の
生活だった。2日前には叔母の家が火事になって叔母が焼死。別の叔父は末期がんで同じく入院中。
叔母の葬式の次の日が「その日」だった。そしてそれは同時に叔父の命日でもあった。
本当に地震どころではなかった。TVの中では今でも良く放送される燦々たる状況が延々と流されていたが、
それを眺める自分がとても冷静だったのを覚えている。事の重大さに気づいたのは、友人のいるはずの
長田地区を炎が覆い尽くしている映像を見た時だった。

あれから10年かあ。あの時は10年後なんて想像もつかなかったけど、こんなもんなのかなあ。