一夜明けて

ネット上には様々な意見が見受けられました。内容は皆さんほぼ同じ。ほとんどの意見に悔しさや虚しさを感じました。
負けたことだけにに怒っている訳じゃない。おかしい事をおかしいと4年間叫び続けたのに、状況を変えることができなかった事に怒ってるんだよ。怒っている相手は、協会だったり監督だったり選手だったりマスコミだったり、そして無力でちっぽけな自分だったり。
日本代表を馬鹿にして喜んでいる人たちへ
この人は、誰のどんな記事を見たんだろうね。少なくとも僕がいろいろ見て回ったブログのほとんどから感じられたのは、まっとうな意見と心の底からの失望だった。そして、わが代表への愛憎入り混じった思いだった。ふざけて書いたような文章は嘲笑というより自嘲気味の内容が多かった。試合直後に勢いあまって、感情を露にして怒った人たちも概ね一晩明ければ冷静になっていた。だって、ある程度予想された敗北だったから。
昨日みたいな日が来ないように、僕たちは声を出し続けたのに。そのためにちっぽけではあるけど、自らの思いを表現できるメディアを持って叫び続けたのに、その思いが届かなかった悔しさが、この人に歪んで伝わったとしたらとても哀しいことです。
勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし
この言葉が一番納得のいく言葉でした。おそらく武藤さんは、昨日僕らが感じた悔しさを何度も味わったのでしょうね。もうちょっと精進します。
「MFは華より泥の部分をもう一度」〜オーストラリア戦分析
名波選手の暖かい一言が泣ける。そして分析も鋭い。今の代表選手達に伝わるといいなと心の底から思う。
上のエントリーでは多少ふざけて書いたけど、もう一度奇跡が起こることを祈りたいと思う。この4年間、無為に費やされたかもしれない黄金世代に、ほんの少しでも実りが残る事を。