天皇杯 決勝 浦和レッズ VS ガンバ大阪

前半は完全にガンバのペース。ここで得点を入れられなかったことがこの試合のすべてではないかと。
ガンバは遠藤も復帰して、ほぼベストメンバー。対してレッズは、ワシントン、トゥーリオ、アレックス、坪井などの重要メンバーを欠く苦しい構成。正直言って、今日はガンバのためにお膳立てされた天皇杯だったと言ってもいいくらいだったんじゃないでしょうか?それを勝ちきれなかったというのは問題ありですね。
今日の試合の結果は、残酷なくらい浦和レッズの圧倒的な強さを見せつけるものになったと思います。ガンバが今シーズンの優勝を逃した最大の原因は遠藤の離脱でした。今回の試合の解説の方もいろいろと言っていたし、西野監督自身も「遠藤がいなくなって、中盤が作れなくなった」と言っていたようですし。ただ、こういう事態はある程度予想されるべき事態であったと思うのです。
このエントリーでも書いたように、遠藤選手はありえないような殺人的なスケジュールをこの夏にこなしていました。そのほとんどが自らのチームであるガンバ大阪での試合の出場です。遠藤選手の利用法をしっかり考えていれば、状況はもう少し違っていたのではないでしょうか?遠藤選手を潰してしまったのは、他でもないガンバ大阪というチームであったとしか言えません。
今シーズンのJリーグにおいて、他のチームが羨むほどの層の厚さを誇っていたはずの2チームだったのに、その強力なメンバーをうまく使いこなすことが出来なかったチームと最大限に活用したチームの差が、今日の試合の結果だったのではないでしょうか?1点差の僅差のゲームではありましたが、そんなことを考えさせられる試合でした。