W杯アジア3次予選 日本 VS タイ

まずは無事に勝ち点3ゲット。現地観戦の方、本当にご苦労様でした。寒かっただろうなあ。
4点の得点のうち、セットプレーで3点、流れの中の1点は幸運以外の何物でもないということで、まだまだ攻撃の形は見えない。しかも唯一安定していると思われた守備でも失点ありと、その内容は、決して褒められたものではないと思う。シュートも数は打ってるけど、いわゆる宇宙開発が多くて、今頃になってジーコがシュート練習ばっかやってた気持ちがちょっと分かった。サイドに切れ込んでもペナルティエリアに誰もいないという場面が多いのも相変らず。
確かにタイは好チームだった。ボールを奪ってからの攻撃の組み立て方が良いから、カウンターをくらうと確かに危ない。ただ、早めに失点した事で、かなり早い段階で守備的になった事が結果的に良かったような気がする。
注目の内田選手はイマイチ。「良い経験が出来たね」という程度の出来栄えではないかと。前半は圧倒的に左サイドからの攻撃が多かったし、クロスの精度もボスニア・ヘルツェゴビナ戦の時より落ちていた。正直、岡田さんが彼にこだわる意図は分からなかった。
そんな決して上出来ではない内容の中でも、4点目を奪った直後の巻の咆哮とその表情にはちょっと感動した。今の代表に、いやサッカー選手に必要なのは、ああいう情熱なんだと改めて感じられた貴重な1点だったと思う。
いやあ、ほっとしました。そしてまた始まるんだなあと。