M1の件で書き足りなかった事を

上戸彩の司会ぶりに関しては、そもそも彼女はバラエティ慣れしてるというより、単純に「シャレの分かる子」という印象があったので、そんなに心配はしていなかったし、実際、変に力むことなく好感のもてる司会ぶりだったと思います。まあ、色んな人が色んなことを言ってますが、要するに

やっぱり上戸彩の方がかわいい

ってのが、ファイナルアンサーなんじゃないかと。

僕は今でもオードリーの方が良かったと思うけど、だからと言ってNON STYLEの優勝がおかしいとまでは思えないのですよ。彼らの漫才は本当に完璧だった。何よりもあの落ち着き。他の多くのコンビが過緊張で自滅していく中、あの大舞台でまったく乱れることなく、己の持てる力を100%発揮できるあのハートの強さは本当に感心しました。僕はNON STYLEに全く思い入れがないので、彼らがここまでの揺るぎない自信を獲得するのにどれほどの経験と挫折を経験したかは分らないのですが、相当の鍛練があったのでしょう。当日昼にやっていた直前特番でキングコングが、出番がNON STYLEの後でも全く気にならないという事を言っていましたが、明らかに同様のスタイルのNON STYLEをかなり意識していたはずです。しかもあそこまでの出来の漫才を見せられて相当心が乱れたのでは。キングコングの自滅は必然だったと思います。
ただ、一本目でお客さんのハートを掴んで、その上で2本目に冒険を仕掛けてきたオードリーのチャレンジ精神を買って、僕が審査員ならオードリーに入れていました。議論が別れるというのは、それほどレベルが高かったという事だし、そういう意味で今年のM-1は、本当に近年稀に見るレベルの高い大会だったと言っても過言ではないのではないでしょうか。

つーか、八百長八百長言うけど、もし僕がブックを書くなら、NON STYLEを一旦落としておいて敗者復活枠で出場させて、もっと劇的に優勝させるわ(笑)。あと、よく考えてみたら、オードリー春日にはもう少しスター気取りでいて欲しいので、今回の負けもありだと思うようにします。M-1に勝ったら、本当のスターになっちゃうからね。今の漫才が成立しなくなる。