裸の王様は今日も行く

すでにこのインタビューがアップされていたことは知っていましたが、どうせ読んでもむかっ腹が立つだけだと思い
あえて読まなかったんです。でもやっぱり触れないといけないでしょうね。
エルゲラさんのブログのコメント欄でのid:gabanさんの
怒りのコメント及び自らのブログでの記事が、ほぼ僕自身の怒りも代弁してくれています。
確かにこれは「悟り」などという高尚なものではなく、ただの「開き直り」にしか過ぎません。
相手はプロですから、素人の僕らには分からない部分で代表の強化は進んでいるかもしれませんし、
真摯に努力している方も協会の中には何人もいらっしゃるでしょう。
ただ、その協会のトップが公の場所でこの程度の見解しか表せないことに深い失望を感じます。
時間がタイトだとかインタビューする人間の突っ込みが足りないなどという問題ではないでしょ、これは。
僕は以前からジーコ監督や川淵会長を見ていると、「すでに自分が裸であることに気づいている裸の王様」
にしか思えないのです。
子供たちに「王様、裸じゃん」と言われ、家臣の中にも「王様、やはり私には裸にしか見えません」と言われても
「いや、私は裸ではない」と言い張って、街中を行進し続けている王様のパレード。
ジーコ監督にしても川淵会長にしても、決して頭の悪い人ではないと思うんですよ。
(かといって両者ともに知性も感じませんが)
川淵会長の「要は。勝ちゃあいいんだ」と言う発言は裏を返せば、決して内容はほめられたものではないということを
理解しているということでしょう。
ジーコ監督にしても、最初に自分が思っていたよりも監督業というのが重責で、自らの資質には合わないものである
ということはすでにわかっていると思うのです。
ただの意地なのか、金銭的な理由なのか分かりませんが、とりあえず両者とも辞めるつもりも辞めさせるつもりも
なさそうです。結果はしっかりと出ていますしね。
でも、いいんですか?裸のままでドイツに行くのは恥ずかしいですよ、王様。