PRIDE 無差別級GP

いろんなところで言われてるように、休憩までは最高でした。
この前の試合といい、高阪はかなりいいコンディションで最後の戦いに臨んだのでしょう。昔の高阪なら勝っていたと思える試合でした。ああいう魂を揺さぶられるような試合はPRIDEでは久しぶりに見ました。ジョシュはさすがの強さ。ヒョードル弟のパンチに兄と較べて決定力がないと感じたけど、ジョシュのディフェンスのうまさもあったのかも。3強に割って入れれば、大会そのものも面白くなるからがんばってほしい。
後半の3試合はあんなものじゃないでしょうか。おかげで今回はどこも切らずにDVD1枚に収められます(笑)。
吉田が金魚相手につまらない勝ち方をした事に関しては、本来バーリトゥードっていうのはああいうものだと思うので、個人的にはそこまで批判する気にはなれない。というか吉田に盛り上げる試合をして欲しいなんて期待もないし。西島はバーリトゥード初心者といえど一発のパンチの破壊力は凄いと思う。一発でも当たれば面白くなるなと素人の僕でも思ったくらいだから、吉田には多少の不安があっただろうし、確実に勝たなければというエースの重圧もあって、あの戦い方を選んだのでしょう。彼みたいな選手にそういうことを要求するのは酷だと思う。ただ天下のPRIDEのエースだから、そこまで要求される事もしかたない事なのかな。
まあ1回戦に金魚はつきものだし、たまたまそれが休憩後の3試合に続いただけということで。その代わり次回は組み合わせに迷うほどの魅力的なカードが目白押しだし。
桜庭については何もなし。ただ、あれだけ疲弊させられて、それでもPRIDEのために頑張っていた彼に、最後に最良の花道を用意できなかったDSEの罪は大きいと思う*1。

*1:今の居場所のない状況から黙って送り出してあげるのが、最大の敬意という見方もできるけど。