なでしこJAPAN

終わってみれば、実力通りの順当な結果でした。
多くの方が語っているように、完敗だったドイツ戦が今回のベストマッチだったと思います。確かに初戦と第2戦はいわゆる「感動サッカー」ではあったけど、一番チームとしての可能性を感じられたのはドイツ戦でした。もちろん圧倒的な差はあったと思うけど、決して絶望的な差ではなかった。不運だったのはFKという飛び道具を持った宮間を下げて、荒川を投入して賭けに出たのに、すぐに怪我で退場してしまうという誤算があったこと*1。手負いとはいえ、荒川なら何かを起こせる可能性がいくらかはあったと思うので、それだけは悔やまれます。
今回の結果を受けて、解決しなければならない問題は山積みでしょう。それでもあらためて見つかった課題を一つ一つ解決して、五輪に向けて有意義な強化をして欲しい。進んでいる道は決して間違ってはいないと思います。何よりも今回の彼女達のプレーは、どんな状況になっても決して下を向かない勇敢なサッカーでした。もちろんそれだけではサッカーの神様は微笑んではくれませんが。今回の悔しさを必ず次につなげて欲しい。五輪に期待します・・・でも、次も中国なんだよなあ。

*1:「左肺気胸」だそうです。一日も早い回復を祈ります。