「9年間非常に長かった」と本村さん=葛藤抱え、求め続けた極刑−光市母子殺害

昼過ぎ、テレビで本村さんの会見を見た。感嘆の一言。本当に凄い人だと思う。
ただ無責任に「吊るせ」としか言えない連中やそれを焚き付けて面白がってるマスコミや死刑回避だけを目的としたために、策におぼれ、結果的に死刑判決を確定することに加担してしまうという見苦しい結果しか残せなかった弁護団達とは百億光年かけ離れた存在であると思います。
その冷静で的確、かつ論理的な発言は、しかし9年もの語るに耐えない様々な経験が生み出したものなのだろうなとも。そして、彼の発言の節々から、自分の発言や行動が結果的に人の命を奪ってしまうという悲しみややるせなさも感じます。
我々は、彼のその言葉の一つ一つの重みをしっかりと受け止めなければいけない。これから始まる裁判員制度においても、彼のその冷静な発言や行動は最も見習うべき見本になるでしょう。本村さん、本当にご苦労様でした。あなたのこれからの人生に少しでも多くの幸があることを心から願います。