EURO 2008 決勝 ドイツ VS スペイン

今日こそ早起きして見ましたよ。なかなかの試合でした。
終わってみると、ドイツは波のあるチームだったなあと。標準以上に組織は完成されてるけど、選手個人に依存している部分もあったのかな。バラックが完全だったらどうだったのかなと思わせる内容でした。
スペインは、あのロシア戦後半の溜息が出そうなほどの完璧なパスワークはそれほど見られなかったけど、ドイツ相手にあれだけ多くの決定的なシーンを作ることが出来るのはさすがだなあと。あの誰に聞いても一番評判が良いセスクが、そもそも控えだったほどのパーフェクトなチームだった。「頭おかしいのちゃうか?」とまで言われてしまったアラゴネス采配*1も、今回はかなり早い時間にチャビ・アロンソを投入するなど、逆に心配になるほど消極的に見える交代でしたが、残り時間をうまい具合にいなして余裕の勝利。開幕から最後までつねに同じ力をキープできた唯一のチームの当然の優勝だったということなのでしょう。
しかし、こうなってみるとあらためてラウルが呼ばれなかったのは納得ですね。おそらく召集されてもグイサの次の第4FWという位置だっただろうし、もしかしたら試合に出られなかったかもしれない。そういう立場を彼のプライド許すのかとなったら、アラゴネスは呼ばない方を選択したのだなと。そして、あらためて同様な状況を受け入れてチームのために頑張ったイタリアのデルピエロは凄い選手だなあと思いましたよ。
あと、セミファイナルに来場されていたスペインの皇太子の奥さんが、えらい美人だったのが印象に残りました。

*1:でも、イタリア戦とロシア戦の采配は要するに「死んでも90分で終わらせろよ、ゴラァ!」っていうメッセージだったと個人的には思います。