チェルシー VS バルセロナ

アンチフットボール」もフットボール。今日みたいな残酷な結果もまたフットボールっつー事で良いんじゃないでしょうか。ただ、あんな疑惑の転倒で一人退場させといて、審判が云々とか言うのは「あんなのフットボールじゃない」とか言うバルサファンより性質が悪いとは思いますが。
個人的には、数年前同じカードでジョゼ・モウリーニョによる「とてつもなく美しい守備的サッカー」を見せられているので、ヒディンクのやり方は好きにはなれません。もちろん勝利のためだけにストイックに仕事をこなし続けた選手たちの姿は、サッカー選手としてある意味美しかったのですが。
「終了間際にアンチフットボールに後ろめたさを感じたのが敗因」という見解の方もいらっしゃいますが、ロスタイム直前、シニカルな笑顔を浮かべながらヒディンクの肩を抱いたペップと、彼と会話するヒディンクを見ていると、少なくともあの狸オヤジがそんな殊勝な事考える訳ねーよなと改めて思います。たぶん「こんなバカ正直な奴らに時間稼ぎも必要ねーや」ぐらいに思ってたんじゃないかと考えてしまう僕は、ただの性格の悪い奴でしょうか。