サッカー批評 ISSUE 44 〜サッカー監督の取扱説明書〜

まだ全部読み切れてないのですが。
西野監督ペトロヴィッチ監督のインタビュー。マンネリ化しないのか?という質問に、西野監督が「毎年(こちらの意図とは関係なく)核になる選手が変わるからマンネリ化はない。」と自嘲気味に答えていたり、刺激を受けたり印象のある選手は?という質問には、「そりゃ、明神だよ。」と即答していたり、なかなか興味深いものでした。ペトロヴィッチ監督は予想通り、アーティスティックな頑固さが滲み出るような受け答えでしたが、そんな事を言いながら、先日のFC東京戦のような手堅いサッカーができるところがなかなかの曲者だと思います。
コピーが「なぜ監督の首はすぐに飛ぶのか?」で、敗戦後、首をうなだれて並ぶ選手達を背景に複雑な表情で歩き出すフィンケ監督という表紙は、微妙な悪意を感じるのですが、一人の監督の美学を信じて得た今のサンフレッチェの成功を見れば、レッズはまだ我慢するべきではないかなと個人的には思います。