カターニア VS パルマ

ミハイロビッチが監督になって、森本が外されるようになってからのカターニアは、特に攻撃面で相当良くなっていたの明らかだし、実際にここ数試合のマルティネス・ラマ・マスカーラの3人の前線の選手が機能し結果が出ている状況では、森本がレギュラーを奪い返すのはかなり厳しいとは思う。今回の試合でも、特にマルティネスの献身的な動きは、森本も学ばなければいけないだろう。監督が変わって1トップのFWとして求められるものも変わった事をここ数試合、ベンチで試合を客観的に見て理解できたからこその得点だったと信じたい。
ミハイロビッチ監督が、決して単純に森本を干している訳ではないのは、彼の発言や森本の起用の仕方で充分理解できる。ここで、彼がこの競争を打ち勝つことができれば、さらに上のステージに上がる事ができるはず。たとえ、このままの状況が続いて、今回のW杯への出場を逃す事があったとしても、彼の若さを考えれば、まだ十分にチャンスはある。ぜひ、この試練から逃げることなく立ち向かって欲しい。幸い、ゴールを決めた直後の同僚やホームのサポーターの祝福の大きさは、森本貴幸という選手に対する地元の人達の深い愛情を感じるものだった。



いや、このゴールはすごいよ。彼のストライカーとしての非凡さが判るゴールだと思う。