アジアカップ予選 日本 VS バーレーン

勝つには勝ったが、とてもじゃないが納得できる内容ではなかった。特に守備。東アジア選手権の頃からそうだったが、途中から集中力が欠けたようなつまらないミスが連発だった。相手がカメルーンやオランダやデンマークなら、すべて得点されるようなミスを。今一度、守備組織の再確認をするべき。逆に、バーレーンはしっかりと組織的に日本を抑えていた。まあ、ここ数年で5回も戦っていりゃ研究しなくても判るよな。
松井や長谷部は素晴らしかった。本田は何よりも得点を取った事に価値がある。森本には、もう少し時間を与えて欲しかった。そして、俊輔。
一番印象的だったのは前半終了間際、俊輔が中央でボールをキープしている時、本田はサイドに張りついていた。しばらく間があった後、オフサイドになってしまうような雑なパス。気持はわかる。僕も、本田に対してもっと中央に、得点できる場所に走りこんで欲しいと思った。プレーでその意思を伝えたかったのだろう。しかし、あのパスはないよ。
ちょうど10年前、栄光の2000年アジアカップ。あの時、本意でない左サイドでのプレーを強いられて苦しい思いをしていたあなたが伸び伸びとプレーできるように、名波選手がどれほどサポートをしてくれたのか、覚えてないのか?今、あなたが本田選手にしてあげなければならないのは、あの時名波選手が自分にしてくれたのと同じ事なんじゃないのか?もっと大人になってくれよ、頼むから。