ネタをマジ解説

女の子が子供を産むために払っている犠牲の一例
「男は女にやさしくすべき」と考える不幸
「男は女にやさしくすべき」と考える不幸へのコメント -「病院に行け」の怖さと、スルー力より議論力の重要性と、「優しさ」意味-
まず、僕が身近に体験した話を。
知り合いの女の子が生理中で微妙に体調が悪かった時、ある男性にちょっと優しくされたそうです。冗談っぽく「何でそんな優しいんですかー?」って聞いたら、「だって女の子の日でしょ?」と一言。彼女、引き潮のように引きまくり。「何であたしの生理の周期知ってんねん?キモっ!」ということです。その男性にしてみれば、生理という女性特有の身体の不調を思いやっての行動と発言だったのでしょうが、その女性はそういう風には思えなかったわけです。
上記のおろちょんさんのエントリーは「おろちょんさんが女性である」という事が分かってないと、男の勝手な言い分と取られてしまう内容だしネタっぽく書いてるけど、半分ネタ、半分本気というところでしょう。
そもそも男には「生理」という概念がまったく存在しないから、どれだけ細かく解説されても正直ピンときません。だから先にmichyさんのエントリー見たら、おろちょんさんと同じ事考えたと思う*1。こんなところで書かないけどね。男が書いたらシャレにならないし。女性が書いているからこそ、あのエントリーは重みがある。
別に生理だろうが単なる倦怠感だろうが、男だろうが女だろうが、体調がキツそうな人がいれば気は使うし、配慮はします。それは人として当然のこと。それを生理などの女性特有のものを持ち出されて「だから男性は女性にやさしくすべき!」なんて言われれば、大人気ないとは分かっていても一瞬はカチンとする。男にだってちゃんと感情があるわけだから。おろちょんさんは、僕のような感じ方をする男がたくさんいるだろうから、そういうことは軽々しく書くべきではないという警鐘を同じ女性として鳴らしたんだと思います。言い方はきついけど、これもある意味「優しさ」じゃないでしょうか。


「優しさ」を表現したり実行したりって難しいことだと思う。この文章がmichyさんの気分を害さない事を願います。

*1:さすがに男の発情と生理痛等の女性特有の生理現象を同じだとは思わないけど。