キリンカップ 日本 VS コロンビア

出張のため、生で見ることができず。つい今さっき見終わりました。
開始10分程度は、出張先で見ることが出来たのですが、正直スタメンとその数分の動きを見た時は「これは勝てそうに無いな」という印象でした。オシム監督の言うところの「エレガントなプレーヤー」をあえて並べた布陣は、例のW杯イタリア大会のドイツ戦と同じ手法だというのが一般的な見方なのかもしれないけど、案外本当に中盤での数的優位を作りたかったのかもしれませんね。ただ、コロンビアの卓越した個人技がそれを許さなかっただけであって。まあ、オシム自身が「カミカゼシステム」なんて言ってるのを見ると、本当にそういう意図が大きかったのかなとも思いますが。ただここ数試合を見ると、俊輔×憲剛×遠藤という「エレガントな」プレーヤーを本気で同時に使おうとしているのは、彼らの融合に大いに可能性を見出しているということであって、期待は大きいです。
後半はスペクタクルの一言。結果だけを先に聞いた時は少しがっかりしたけど、中身はガーナ戦以来の素晴らしさ。こういう強いチームを相手に負けや無得点の引き分けだったとしても、内容の濃い試合を出来るというのは、間違いなく代表チームが進歩している証拠だと思う。多くの方が語っているように羽生選手の鬼神のような働きには感動。
アジアカップでは選手選考に始まって、大会が始まってからもオシムがどこでリスクをかけて、どこでリアリスティックになるかという、ある程度完成したチームを率いての真剣勝負での采配も楽しみです。