Number 686 緊急メッセージ フィリップ・トゥルシエ 「私にも言わせてほしい」

出張帰りの電車で読んだNumberに載っていたトゥルシエアジアカップ感想コラムが面白かった。今回の日本代表が経験の欠くバランスの悪いチームであったとのこと。ドイツW杯のチームの方が強かった、W杯組をもっと入れて経験値の高いバランスの良いチームに出来たんじゃないかと。
お前は7年前のアジアカップの時、どんだけ若いチームで戦ったのかと小一時間(ry・・。しかもつい最近、自著であるオシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言 (アスキー新書 011)において「アジアカップは国内組で戦うのも面白いかもしれない」みたいなことを言ってたじゃねーか(笑)。そして最後にこんな事を。

オシムがビジョンに基づき仕事をしているのはよくわかる。新しいものを構築しようとしているのも理解できる。2010年までには、うまくチームを作り変えられるだろう。それは私も確信している。しかしアジアカップのチームには、私は納得できない。


要するに、トゥルシエにとってジーコジャパンは、ジーコジャパンではなくトゥルシエジャパンだったのだなあと再確認。一応理屈ではオシムのやり方が間違ってないのはわかっていても、自分が手塩にかけて育てた教え子達が蔑ろにされているのは納得いかん・・という、いかにもトゥルシエらしい微妙にエゴイスティックな発想が妙に懐かしく感じたのでした。