日本 VS オーストラリア

まったくの予想通り。あまりにも予想通り過ぎて驚きも何もない。
勝つ気も負ける気もないオーストラリアにとって100%思惑通りの戦いでした。内容では圧倒していたという意見もありますが、正直90分間、アクシデント以外で得点が入る気はしなかった。ほんのわずかの差に見えるかもしれないけど、これまで様々な欧州や南米のチームとの対戦で味わった、越えられそうで越えられない壁と同質の差を感じました。同じアジアの相手にそれを感じるというのは、かなり厳しい状況だと思います。
守備に関しては、集中力を切らさず頑張っていたと思います。しかし、ベストメンバーが揃えば、このくらいのレベルをクリアできる事は分かっていたし、逆にメンバーが落ちたとはいえ公式戦であのような不甲斐無いサッカーをしたという事は、やはり個人に依存した博打サッカーであることを再認識させられました。
納得いかないのは憲剛を外したこと。今回のような膠着した状況で、それを打開できる手段としてミドルシュートは有効だと思うけど、そのミドルシュートを代表メンバーの中で一番決めている印象のある憲剛を外すという事で、そのコンセプトとやらに疑問を持たれても仕方ないでしょう。