残念ながら岡田ジャパンにとってのサンドニにはならなかった

オランダ戦。惨敗ではありましたが。

色々思う事はあるのですが、一つだけ思うのは「ベスト4への道は遙か彼方だな」という事。岡田さんの望む「90分プレスし続けるサッカー」を実現させるのなら、今よりももっと多くのメンバーに自分のコンセプトをしっかり身に付けてもらって、20〜30人の完成されたチームを作らなきゃならない。今の交代で2〜3人入るだけでその形が崩れてしまう状況では、とても本戦を勝ち進む事など不可能だなと改めて思い知らされました。
内田選手は守備組織の中においては十分機能していたと思うし、これまで通り失点時にたまたまその選手にマークに付いていただけの場合が多い状況で彼だけを攻めるのは酷だと思う。明らかに最初の頃より成長していると思うからなおさら。
この手の親善試合は「相手が本気を出さない」などといって重要視しない方もいますが、今回の試合は「W杯優勝を狙うチームが、グループ最弱チームと戦うグループリーグ初戦」の最高のシミュレーションでした。あのオランダの前半の出来のひどさは、単純にこの試合にピーキングを持ってこなかった故の必然で、あの時間に1点でも取れなかった時点で敗北は目に見えてました。
記者会見で言う事など、本人が本気で思っていることだとは思いませんが、今の自らの理想を頑なに追い続けるやり方は、とても良い結果が生まれるとは思えない。語り口が妙に他人事っぽいのが気にかかるんだよねえ。