加藤和彦さん自殺:軽井沢のホテルで首つる 部屋に遺書

ニュースを聞いた時は本当に驚いた。自殺だと聞いて、鬱病だったのかなと思ったんだけど、どうもそうみたいですね。また、きたやまおさむさんが今は精神科医という事実を今回初めて知った。無念だったろうなあ。

僕がラジオ等を聴き始めた頃、ちょうど加藤氏がヨーロッパ三部作を発表していた頃で、そのアンニュイでクールな作風と「あの素晴らしい愛をもう一度」や「帰ってきたヨッパライ」のような曲とは全然結びつかなかった。そこにさらにサディッスティック・ミカ・バンドがある訳で、本当に多才な人だったんだろうなと思う。そんな人が「もうやる事がない」と言うくらいだから、湧き上がるものがなくて心底絶望していたのだろうか。

パパ・ヘミングウェイ(紙ジャケット仕様)

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ベル・エキセントリック(紙ジャケット仕様)

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個人的には、泉谷しげる氏のプロデューサーとしての彼が一番印象に残っている。テレビ等では「春夏秋冬」ばかりが取り上げられていたけど、「'80のバラッド」は日本ロック史上に燦然と輝く名盤。

何と、現在は正規では入手できないらしい。今すぐにでも再発してくれ。