バルセロナ VS ルビン・カザン & デブレツェン VS フィオレンティーナ

バルサの試合は、次の日にチラッとネットを見ただけでネタバレしてしまい、とりあえず見るか程度の気持での観戦でしたが、ネタバレでもとてつもなく面白い試合でした。バルサは開始直後の先制点でリズムをすっかり狂わされてしまったけど、充分それを取り戻す時間はあったはず。それができなかったのは、前節でもホームとはいえインテルと引き分けたルビンの底力ではないかと。
とても丁寧にパスを回すチームで、しかも中心選手のドミンゲスのキープ力やパスセンスが半端ないので、組織力+前線での打開力が素晴らしい。ただの守備的な弱小チームではなかった。前半終了間際、バルサに中盤から前線にかけてを制圧されかけた時、キャプテンマークをつけた守備的MFを交代させて対応するという勇気ある決断をしたべルディエフ監督の攻めの姿勢が、後半直後に同点にされた後でもひるまず決勝点を決めた結果につながったんだと思う。インテルディナモキエフと引き分けてしまった事で、とんでもない大混戦になってしまったこのグループは、これからも注目ですな。

次の日に見たデブレツェン VS フィオレンティーナも似たような状況だったけど、こちらは激しい打ち合い。前述の試合と同様に、開始直後の思わぬ先制点から圧倒的に試合が面白くなった。ただこちらは立て続けにムトゥとジラルディーノが3点取ってしまったので、試合が落ち着いてしまうのかなと思ったのだけど、こちらも無名のスーパープレーヤーがいました。フィオから2点目を奪ったゲルゲリ・ルドルフのデルピエーロばりのスーパーゴールは、彼の名前を脳裏に焼き付ける素晴らしいゴールでした。結局試合はフィオレンティーナペースで進んでいったけど、後半終了間際にデブレツェンに3点目が入った事で、最後まで目の離せない試合になりました。いや、こちらも面白かった。

W杯予選の直後で、各チームの主力が体調が万全でない事も影響してるかもしれませんね、こういう試合が多くなるのは。基本的に次節は今回のカードの裏返しになると思うので、注目の試合が増えて楽しみです。